フォートナイトのクリエイティブモードとUEFN:自分だけの島を創り、世界に公開して収益を得る方法
「フォートナイト」は、バトルロイヤルゲームとして世界中で人気を博していますが、その楽しみ方は戦うだけではありません。
特に「クリエイティブモード」と「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」を使えば、ユーザー自身がゲーム内で島を作成し、他のプレイヤーと共有することができます。さらに制作した島でユーザが遊んでくれるとEpic Gamesからの収益を得ることができます。
これにより、クリエイターとしての新たな一面を発揮できるだけでなく、企業が新たなマーケティングやブランディングの手法として活用するケースも増えています。
本記事では、フォートナイトのクリエイティブモードやUEFNの魅力と、それを活用した具体的な事例を紹介します。
フォートナイトのクリエイティブモードとUEFNとは?
クリエイティブモードとUEFNの基本概要
フォートナイトの「クリエイティブモード」は、プレイヤーが自由に自分だけの島を作成し、カスタマイズできるモードです。
これには、建物や景観のデザイン、ゲームルールの設定など、非常に多くのクリエイティブな要素が含まれています。クリエイティブモードを利用することで、ユーザーはバトルロイヤルの枠を超えて、独自のゲーム体験を他のプレイヤーに提供することが可能になります。
また、「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」は、より高度な編集機能を提供するツールで、プロフェッショナルなクオリティのコンテンツ制作が可能です。UEFNを使うことで、3Dモデリングやプログラミングを駆使して、他では見られないユニークな体験を作り上げることができます。これにより、フォートナイトは単なるゲームではなく、クリエイティブなプラットフォームとして進化しています。
島クリエイターになる方法
自分だけの島を公開する
フォートナイトのクリエイティブモードを利用することで、誰でも「島クリエイター」になることができます。
まずはクリエイティブモードに入り、用意されたツールやオブジェクトを使って、自分の理想の島を作成します。完成した島は、フォートナイト上に公開することができ、他のプレイヤーがその島で遊ぶことが可能です。他のプレイヤーが遊ぶことでEpic Gamesからの収益還元を得ることができます。
公開する際には、クリエイターコードを取得し、そのコードを使ってプレイヤーに島を訪れてもらいます。島の内容は自由で、アスレチックやシューティングゲーム、ミステリー体験など、アイデア次第でさまざまな形のコンテンツを作り上げることができます。
フォートナイトでのライブイベントの事例
島で開催されるライブイベント
フォートナイト上での島は、ただのゲームプレイの場としてだけではなく、ライブイベントの開催場所としても利用されています。
特に注目を集めたのが、アメリカの人気ラッパーであるトラヴィス・スコットがフォートナイト内で行ったライブイベントです。彼のライブは、専用に設計された仮想空間内で行われ、数百万人のプレイヤーがリアルタイムで参加しました。
このようなライブイベントは、従来のコンサートとは異なり、物理的な制約を受けずに全世界のファンが参加できるため、非常に大きな話題となりました。
企業による島の活用事例
企業のマーケティングとブランディング
企業もまた、フォートナイトのクリエイティブモードを利用して、新たなマーケティング手法を展開しています。
例えば、映画「TENET(テネット)」のプロモーションでは、映画の舞台を再現した島が作成され、フォートナイト内で特別な上映イベントが開催されました。また、ファッションブランド「バレンシアガ」は、フォートナイト内でブランドアイテムを装着したキャラクターを登場させ、バーチャルショップをオープンするなど、独自のプロモーションを展開しました。
これらの島やイベントは、ユーザーが自然にブランドに触れる機会を提供し、伝統的な広告とは異なるインタラクティブなエンゲージメントを実現します。ユーザーが自発的に参加し、共有することで、より広範なマーケティング効果が期待できます。
島を公開して収益を得る仕組み
収益化の方法
フォートナイトで作成した島を公開することで、クリエイターは収益を得ることができます。これは、Epic Gamesの「クリエイターサポートプログラム」を通じて実現されており、プレイヤーが島でのアクティビティに参加したり、島で提供されるアイテムを購入したりすると、クリエイターに収益が発生する仕組みです。
具体的には、島に訪れるプレイヤーの数や、島内で消費されるV-Bucks(フォートナイトの仮想通貨)に基づいて収益が計算されます。このため、人気のある島を作成し、多くのプレイヤーに遊んでもらうことで、クリエイターは実際の収入を得ることができます。
さらに、クリエイターは自分の島でスポンサーシップやプロモーションを行うこともでき、企業とのコラボレーションを通じて追加の収益機会を得ることも可能です。
まとめ
フォートナイトのクリエイティブモードとUEFNは、ユーザーに対して単なるゲームプレイを超えたクリエイティブな表現の場を提供しています。島クリエイターとなり、自分の作成した島をフォートナイト上に公開することで、全世界のユーザーに体験してもらうことができます。
また、トラヴィス・スコットのライブイベントのように、島はエンターテインメントの新しいプラットフォームとしても機能しており、企業によるマーケティングやブランディングの手法としても活用されています。
クリエイティブな島を公開することで、収益化の機会も得られるため、フォートナイトは今後もクリエイターや企業にとって魅力的なプラットフォームであり続けるでしょう。
あなたもフォートナイトのクリエイティブモードやUEFNを使って、自分だけの島を作り、世界中のユーザーに楽しんでもらう体験をしてみてはいかがでしょうか。
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