Epic Gamesが新マーケットプレイス「Fab」をローンチ！デジタルアセットの一括管理を可能に

Epic Gamesは2024年10月22日に新たなデジタルアセットマーケットプレイス「Fab」をローンチしました。Fabは、Unreal Engineマーケットプレイス、Sketchfab、Quixel Megascans、ArtStationマーケットプレイスといった複数のプラットフォームを統合し、デジタルクリエイターが一括でコンテンツを検索・購入・販売・共有できるワンストップサービスとして注目されています。

Fabの特徴と機能

Fabは、Unreal EngineやUnity、Unreal Editor for Fortnite（UEFN）などの主要なゲームエンジンや制作ツールに対応しており、あらゆるクリエイターのニーズをサポートするプラットフォームです。以下がFabの特徴的な機能です。

統合ライブラリと高品質なコンテンツ
Fabでは、3Dモデル、アニメーション、エフェクト、サウンドなど、幅広いデジタルアセットが揃っています。提供されているQuixel Megascansライブラリは、2024年内は全てのエンジンで無料で利用可能で、17,000以上の3Dスキャンデータも含まれます。

次世代のリアルタイム3Dビューアー
Fabは、リアルタイムでアセットをプレビューできる3Dビューアーを搭載し、購入前に細かくチェックできるので、開発者は確実に自分のプロジェクトに合うアセットを選べます。また、生成AIの使用状況に応じたフィルターも備えており、AI生成の素材を含むかどうかを選択可能です。

柔軟なライセンスオプション
利用可能なライセンスには、個人および商業利用に適した「Fab Standardライセンス」やクリエイティブ・コモンズライセンスがあります。各ライセンスによって、アセットがどのように使用できるかが明確に設定されているため、安心して利用できます。

エコシステムの拡大と今後の計画
今後、FabではさらにRobloxやMinecraftのコンテンツへの対応や、MetaHumansへのアクセス、アセットの直接配信機能、販売者向けの新しい分析機能などが追加される予定です。

Fabのローンチが意味するもの

Fabのローンチは、デジタルクリエイターにとって、複数のプラットフォームを行き来する手間が省けるとともに、Epic Gamesが提供するアセットの充実したエコシステムにアクセスできるという大きなメリットをもたらします。Epic Gamesは、この統合プラットフォームを通じて、クリエイターに収益機会と制作サポートを提供し、ゲームおよびメタバース開発市場におけるさらなる影響力拡大を目指しています。

Fabの詳細や機能については、公式ページから確認できます。